先日の見学会で、この壁なんですか?と聞かれることが多かった、キッチンのカップボード上に作った突き出た壁。
実はこの壁は、カレンダーを貼るためのもの。
なぜかというと、お客様との家づくりの話の最中に出た冷蔵庫の会話から始まりました。
少し前の冷蔵庫は正面のドアも金属製で、磁石が付き、予定や地域のお知らせなどが貼り付けられていました。正面だけでなく、側面にもカレンダーやその他の資料が所狭しと貼られているのは、皆様も何となく想像がつくのではないでしょうか?
最近の冷蔵庫は、液晶パネルなどの機能やデザイン性から、正面ドアがガラスパネルのものが増えています。このため、従来の金属製ドアと異なり、マグネットが付かない仕様になっています。
言われてみれば、最近の冷蔵庫の正面ってツルッとしてフラットな仕上がりになってますよね。思えば私の自宅の冷蔵庫も正面にマグネットが付かないので、側面にびっしり書類が貼り付けられています。
そういえばそうですね。。。という話になり、上の写真のように使えるよう、代替案としてタカラスタンダードのホーローパネルの壁を造作しました。お客様が書き込みやすいよう考慮し、手前に届くように壁の厚さを調整しました。もちろん側面もホーローパネル仕上げ、いっぱい書類を貼れるようにしました。
当社のカレンダーがピッタリ収まるフルオーダーの壁。見学会中の質問が多かったので、急遽、当社のカレンダーを貼っていただくことになりました笑。
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タカラのホーローパネル(←Click!)は、表面がガラス質でできており、汚れが染み込まず水拭きで簡単にお手入れできる上、磁石も使用可能です。油性ペンで直接書き込みもできますし、金ダワシでこすっても傷も付きません。




衛生的にも優れた商品ですので。。。

汚れやにおいが付きにくいので、トイレの腰壁にも採用。

また、マグネットが付くので、洗面台脇の袖壁にも採用し、山﨑実業のtower(←Click!)などの商品で便利グッズを付けられるとのこと。
このように家電のデザインが変わると、暮らしのスタイルにも少しずつ変化が生まれます。でも、ちょっとした工夫で、これまで当たり前だった使い勝手を、今の暮らしに合わせて取り戻すこともできます。お客様の「こうしたい」という想いを形にできるように、私たちも一緒に考え、最適なご提案をさせていただきます。
住まいは家族が日々過ごす大切な場所。だからこそ細かなこだわりも大切にしながら、心地よい暮らしをつくっていきたいですね。これからも、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添った住まいづくりをお届けしてまいります。